うざっしーのアニメ批評

ネタバレがあるので注意!ネタバレ無しの評価は名作アニメ一覧をご覧ください。

カテゴリ: アニメ批評_2020

悪なる愛

AbemaTVで視聴。

ボンドルドさんが大活躍する話。
見ていると、現代人が恩恵を受けている科学や医学はボンドルドのような人物がもたらした犠牲の上に成り立っているんだという風刺が込められているように感じた。

プルシュカがカートリッジにされたことが分かったところでプルシュカの半生の回想が入るのはエグすぎてしびれた。
プルシュカは父からの真実の愛を信じていたが、ボンドルドの愛はプルシュカ一人に向けられたものではなく、探求すべきこの世界の真実に向けられた愛でしかなかった。そしてリコもまた、ボンドルドの側の狂気を持つ人間であることを看過されてしまう。
白笛が人間の命の代償の結果であることがわかったが、そうなるとリコの母やオーゼンの白笛の元は何なのだろうと思いをめぐらしてみたくなる。

パパ棒などお下品ネタも冴えていた。レグはナナチのもふもふでも勃起してしまうとか上級者すぎる。まあナナチの性別は不明なのだが。

ただひっかかったのが終盤の展開で、結局ボンドルドと和解したように見えたが、だったら戦わずに済んだのではないだろうか。そうすれば決戦に備えてプルシュカがカートリッジにされずに済んだかもしれないだろうに。

作画についてはレグとボンドルドのバトルシーンが大迫力。手描きでこれほどのバトルは今後そうは見られないだろう。

この続編いる?もっと別の物を作ればよかったのです、にぱー

放送開始はリメイクのふりをしていたが、実は続編だったやつ。
内容は沙都子が梨花への私怨から不毛なループを繰り返す、それだけ。セルフ二次創作という印象。礼の賽殺し編みたいにOVAでやる程度の内容に感じる。
続編だが前半は旧作と同じシーンが多く、特に沙都子を救うために児相に訴える話は旧作でも冗長に感じたのに、それをまた見せられるのは辟易した(しかも全く無意味な行動であったことが後でわかる。「綺麗な鉄平」なので虐待の事実は無いことを知っている大石はニヤニヤしてた)。しかも不審な行動をしている沙都子がおかしいのはすぐ気付くので、真相がわかってもやっぱりな、という印象しかなかった。
また後付け的な話にしたせいで、ルチーアOBの詩音がルチーアの酷さを梨花に訴えなかったり(中等部と高等部の違いはあるが)、沙都子が悟史に全然思い入れが無かったりといった矛盾も出てしまった。蛇足ってことやね。
ただ本編のその後の大学生になった圭一たち、高校生になった梨花と沙都子が見られたのはよかったかな。穀倉大学は現実の岐阜大らしいが圭一は地方の駅弁じゃなくてもっと上の大学に行けただろうに。勉強が出来ない魅音と同じにしたんだろうけど。

この後の卒では業の解答編を延々とやるらしいが、それだけ尺を使えるならもっと別の話をやればよかったのに。旧作の1期は作画が酷かったし、リメイクでも良かったと思う。

これより「嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい」を見た方がいい

主観視点でヒロインにセクハラなお願いをするショートアニメ。
つまり「嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい」の亜流。
以下は比較。

嫌パン
・見せてもらうのはパンツ
・パンツを見る前に嫌な顔をされるという段階を踏む
・主人公は喋らない(OneRoomと同じ)
・作画が良い
・毎回似たような展開

土下座
・見せてもらうのはおっぱい
・主人公が杉田智和CVでしゃべりまくる
・作画が悪い、紙芝居(キャラデザ自体は割と好き)
・多少話にひねりがあって、ラスト12話が意外な展開

こっちは杉田智和が好きな人ならいいんじゃない、ってだけ。

きらら系に求められる物は天使のように無垢な少女達の花園。しかしこれは…

きらら系アニメ初のアイドル物。そして「変態」をテーマにしている。
登場キャラのほとんど(はゆ以外全員?)が何らかの変態フェチ属性を持っていることが特徴。

結論から言うとこれは失敗だった。きらら系に求められる物とは、物心つかない幼女のように汚れなき無垢な少女達が、キャッキャウフフと戯れる様を鑑賞できることだ。そしてその究極最終完成形態が同クールのごちうさである。

キモッ!と思われるだろうが、それがきらら系というものだ。美少女動物園と言われる所以である。

このアニメは汚ギャルのようなバッチい描写が多々見られた。きらら系にはそれは求められてない。

アイドル要素も良くなかった。オタクはアイドルアニメに飽きている。つーかリステやラピスリライツの方がヨゴレ描写が無いので、まだきらら系らしさがあったように感じる。

芳文社は未だにわかってないのか。頭が悪すぎる。今の出版社はコネ入社しかできないと言うが、無能しかいないんだろう。NEWGAMEの作者もTwitterで社員をボロクソ言ってたし。

あとライブ以外の絵が動かず、後半は作画がヘタってデフォルメ描写ばかりなのも痛かった。ライブシーンで労力を取られたのだろうね。ライブシーンも止め絵が多いのだが。

不満がある奴は同ジャンルのサクラダリセットを見ろ

デスノートのようなヒール型主人公の能力頭脳バトル。世界設定は新世界よりに似ているが、それと違って能力を持たない旧人類側が辛勝した歴史を持っている。
1話からいきなり超展開なのだが、主人公はナナオかと思ったらナナだった、は上手かったね。読心能力主人公の琴浦さんを見ているとなおさらひっかかるw
見終わってみて思うのは、無能というのはダブルミーニングで、ナナが単に能力を持ってないというだけでなく、切れ者のようでポカが多いナナを揶揄する意味もあるのだろう。

1話だけアニメで終わるかなと思ったが、2話以降もナナにとっての強敵をバンバン登場させて飽きさせず面白かった。
ただしよく言われるのがツッコミ所の多さ。ヨウヘイやツネキチはナナに対し圧倒的に有利な能力を持ちながら、簡単にやられてしまう。二人とも頭が悪いという設定だが、それでもあまりにバカすぎると思ってしまう。
ユウカはその2人よりは頭が回るが、判断ミスを繰り返して(先にナナを殺してからネクロで自白させりゃよかったとセルフツッコミしてるし…)最後はナナに負けてしまう。
最大のライバルのキレ者のキョウヤも、いつまでもナナが読心能力を持っているという前提で推理するので、その知恵が曇っている。ナナの読心能力が嘘であるエビデンスは沢山あるのに。ナナの動機がわからない点にも囚われすぎている。
そしてナナも天才型主人公の割に数々のミスを犯してしまう。ツネキチを殺した後にキョウヤとミチルに見つかるのを予知してたのに、何も備えてないとかね。
そして最後はアホのはずのミチルに両親が死んだ日の話の矛盾点を突かれてしまうというお粗末さw
ただナナがアリバイ工作をしないのは意図的なのだろう。下手にアリバイを作ると矛盾を突かれたら終わりなので、アドリブで対処した方がいい。

敵をバカにしたり主人公がミスしたりで話を進めているのは確かだが、それでも私はこの作品はよくやっていると思う。大久保瑠美の表裏ある演技も面白かった。どうしても不満がある人は同じ能力頭脳戦のサクラダリセットを見ればいい。これもツッコミ所が無いわけではないが、極めて難解なのでまず内容を理解してツッコむのが難しいからw

最後は百合展開になったが(今期百合アニメ多すぎw)その後はどうなるんだろうか。

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