CYBORGじいちゃんG+ウルトラ・スーパー・デラックスマン

GANTZの作者のヒーローもの。GANTZの作者にしては努めて「普通のヒーローもの」にしているのだと思う。大筋は正義のおっさんヒーローが活躍する勧善懲悪物で、心温まるいい話、犬屋敷と安藤のコミカルなシーン、獅子神が恋人と空を飛ぶスーパーマンのオマージュのような素敵なシーンもあるが、一方で話題になった一家惨殺をはじめGANTZのようなムナクソ悪いシーンも多い。終盤の大虐殺はムナクソ所ではないが。癌患者の辛さの描写が多いが作者の身内に癌の方がいるのだろうか。

制作はMAPPAでキャラデザはGANTZも担当したリアル系作画最強アニメーター?の恩田尚之さんなだけに作画は良いが、後半はモブが崩れていた。3DCGも多用していて、10話のホーミングレーザーを駆使したバトルシーンはPS1のオメガブーストを思い出した。

話の内容については、出だしの宇宙人が事故で人間を殺してしまい、超技術で生き返らせる展開はDr.スランプのターボ君を思い出した。←古っ!
GANTZファンの安藤が正義感の強いまともな人間なのは作者の手前みそに感じるw獅子神はGANTZがネットで叩かれてるのを鵜呑みにしているような奴だから凶悪なサイコパスなのだろう。6話の2ちゃんねらー大殺戮はGANTZが叩かれている時に作者がやりたかったことなのではないか。
獅子神はワンピースのファンだが、作者はワンピの「仲間以外の生死はどうでもいい」を批判しているのだろうか。実際に獅子神は最後までそのポリシーからブレずに行動する。GANTZでは北斗の拳をdisっていたな。

そして問題のラストだがアルマゲドン以外にできなかったんだろうか。宇宙人と戦う、だとGANTZと同じになるから避けたんだろうけど。
それでも破綻してたアニメのGANTZよりは11話で綺麗に終わっているので、GANTZよりは良いアニメだと言えるだろう。

声の演技については獅子神の棒読みが酷い。犬屋敷の焦った時の声が甲高いように感じたが、ベテラン俳優だけに自分の能力にうろたえたり驚いたりは声優とは違う自然な演技で新鮮だった。声優のわざとらしい演技が嫌だという意見もちょっとわかる。