故・大木民夫さんのアニメ作品の遺作

Web配信版に「その後」の新規映像を追加したもの。
新規映像は冒頭10分と中盤10分と終盤15分くらい。
Web配信版を見ていなくても話はわかるようになっているものの、Web配信版のほうが一続きの話として見られて、EDもあるからそっちの方が良いと思う。仲間が罠にかかる回想とかがカットされているし、やはり先にWeb配信版を見た方がいいだろう。

Web配信版をすでに見ているなら同じ部分は飛ばしてかまわないと思うが、再視聴に十分耐えうる完成度なので私はもう一度見た(また見るとなんでスタッフはゆめみを置いて行ったのだろうかとか疑問を感じる…)。

「その後」の話については、放射線による遺伝子異常とかそういったおかしな描写は気になった。放射線で男ばかりが死んでしまうとかありえないし、SFではなくファンタジーと解釈するしかないだろう。そもそも科学技術が現実の世界とほぼ同レベルの世界でロボット技術だけが進んでいるとかおかしいし。ToHeart的世界観ってことなんだろうけど。思えばゆめみも廉価版ロボットという設定なので、落ちこぼれロボのマルチたんと近い設定ではある。

追加映像含めた作品テーマは「デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)はいるのか?」だろうか。
もう少し正確に言うと、Web配信版での作品テーマは「ロボットにとっての神はいるのか?」で、劇場版は「ロボットは天使になりうるか?」なのかなと思う。

なおこの作品は大木民夫さんのアニメでの遺作だが、TVアニメの遺作は六花の勇者のアドレットの師匠なんだね。