読んで驚いた。過去に「魔法少女まどか☆マギカ」にこれほど似ている作品があったとは…。
アンチがよく挙げる龍騎は男キャラがメインでバトルロイヤルだから全然違う内容だし、スマガは龍騎よりはまどかマギカと似ているものの、主人公が男のハーレム物という根本的な違いがある(そもそもスマガ自体他作品パロディの塊であり、他作品にどうこう言える立場ではない)。
しかしこの作品は主人公とループして救う対象の人物が両方とも女で百合要素があって、主人公がループを繰り返すうちに後の暁美ほむらのように心が壊れて行ってしまい、ついには概念になり果てるという構成のため(まどかマギカとは概念になるキャラが逆になるわけだが)、後のまどかマギカにかなり似ている。スマガのゾディアックの設定と同様にちょっとショックを受けた。
ただアンチがこの作品を挙げないのは、この作品に虚淵玄の「沙耶の唄」と同じ設定のキャラクターがいるからだろう。だからパクリ叩きをするのに「使えない」ので言ってこないのだ。アンチと言うのはつくづく下らない存在だよね。
人間がロボットに見えるというゆかりの設定が「火の鳥 復活編」とまんま同じなのも気になったけど。

この作品については、中盤まで血生臭い壮絶なループ物的展開が繰り広げられるが、最後のオチはあっけなく、問題が解決しないまま「ゆかりたちの戦いはこれからだ!」で終わるのは残念だった。この点は12話で綺麗にきっちり終わるTV版まどかに遠く及ばない。

一部では最高のSFラノベと評価されているようだが、それでなぜアニメ化されないのかと言えば、量子力学用語が頻出して映像としては不向きであることや、2009年の作品でアニメ化を企画しているうちにまどかやシュタゲが放送されてしまい、内容かぶりのために断念したという裏事情があるのではないかと推測する。