うざっしーのアニメ批評

ネタバレがあるので注意!ネタバレ無しの評価は名作アニメ一覧をご覧ください。

ゴミカスのIDOLY PRIDEなんかとは比較にならないほど面白かった

10話だけの短編作品。
4人の売れないアイドルが売れる方法を考えるギャグアニメ。
シーンのほとんどが室内劇での雑談という構成は「じょしらく」に似ている。3DCG絵のアイドル物で置物という第三者の男がいる設定は「でびどる!」にも似てる。

内容はかなりゆるい。「素敵な朱肉」「ゲームのダンスパクったんだ」「たったの19人じゃ岐阜出身は無理だよ」あたりはツボ。コール&レスポンスの所はかなり面白かった。
ただ古参が記者会見する展開はいらなかったと思う。話を起承転結にすることに固執しすぎたのでは。
でも最終話をひねらず王道オチにしたのは良かった。満席になったのはファンの力ではなくて置物の力だと思うけど。置物が港区のエクゼクティブプロデューサーに反応する伏線もあったし、ラストシーンでは別のアイドルの発掘に移ったのだろう。

肝心のライブについては振り付けがダサいと思った。

駄作の1期を否定したことで見違えるような傑作になった

1期が駄作だったので期待してなかったが、見違えるような傑作になった。
1期は出来の悪いゆるい美少女青春物に競馬ネタを盛り込んでいただけで、散漫な作りでたいしたドラマが無かった。
しかも歴史IFでスズカが助かった後のオリジナル展開はスカスカで、ブロワイエやサンバイザー等の史実に無いキャラが薄いウマ娘が出てくるわで、退屈で見るのが苦痛だった。

2期はヌルい1期を完全に否定し、「史実」を巧みに組み合わせて濃密なプロットに仕上げている。
トウカイテイオーとメジロマックイーンにライスシャワーとツインターボの史実を絡み合わせ、4人それぞれの挫折と、それを乗り越えた先の栄光をリンクさせて感動的なドラマに仕上げている。
この史実ハイブリッドなプロット制作手法は発明と言える(一騎当千でも一応やってたけど)。艦これアニメもこう作れば、その中で「死」が描かれても説得力があるので炎上することはなかっただろう。
テイオーやマックイーンが怪我をした後の心理描写もとても秀逸で、実際に怪我をしたアスリートの心理などを取材したのだろうかとまで思った。ただ現実のマックイーンが繋靱帯炎になったのは7歳の古馬になってからだし、当時は引退するのに葛藤は無かったと思われるのだが…。

ネックとなっていたウイニングライブも2期は必要最低限に抑え(テイオーのライブで足の異常に気付いたり、ライスのライブでは皆がしらけていたりとそれ自体にストーリー上の存在意義を持たせた)、13話のライブの作画は圧巻だった。あのクオリティならいらないとは言えない。

ただ今回の秀逸なストーリーにも2つ不満があって、まず1つはテイオーのジャパンカップ勝利をカットしたこと。11話の日常回が無ければやれたのに…。まあ11話のような息抜きが全く無いのを問題視するのもわかるけど。テイオーの実際の戦歴があまりにアップダウンが激しいので、そのままやると嘘臭くなるという懸念もあったのだろうか。まさに事実は小説より奇なり。
もう1つは今回これだけライスシャワーをクローズアップしながら、ライスの「最期」の宝塚記念をやらなかったこと。やるならスズカのように救われる展開にすると思うが、それを見たかった。OVAか映画か3期でやるのだろうか?

2期より良かったのんなー

3期。
2期はどうもつまらなく感じたが、今回はよかった。
12話で初めて2年目の描写があったことで、これで終わりなのだと思うが見ていて涙が出てしまった。もう歳だな。

のんのんびよりのアニメは1期・2期・3期と1年を繰り返していて、それぞれが独立している(ひかげの帰省の様子などが違っていたりするので、同じ1年のエピソードにはなり得ない)。なのでループ物と言えなくもない。
今回の12話ではれんげや蛍が2年目に入ることに違和感を覚えているように見えたが、ループからの脱出に気付いたというメタ演出なのかもしれない。ひぐらし業で言えば記憶のかけらが蓄積したという事か。

一つ心残りなのはれんげの親が登場せず終わったことだが、11話の駄菓子屋のれんげに対する深すぎる愛や、かず姉の号泣を見る限り、やはりれんげは駄菓子屋が若い頃に産んた子なのだと思う。駄菓子屋が未成年で妊娠してしまったために、宮内家で引き取って養育することになったのだろう。駄菓子屋が母であることをれんげに隠しているのは、レイプされて生まれたために、じゃあ父親が誰かと言う話になってしまうからだろうね。

あと一つ不満なのが、蛍の声がごちうさのメグに近くなってしまったこと。ごねしょんはISLANDでごねたせいでアニメにあまり出られなくなったことで、声優としての技量が落ちたのだろうな。

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