うざっしーのアニメ批評

ネタバレがあるので注意!ネタバレ無しの評価は名作アニメ一覧をご覧ください。

カテゴリ: アニメ批評_2013

This is only the beginning…いや作品としてはthe endじゃないの?

dアニメストアで視聴。劇場版第三部。R15指定でdアニメストアでもそうなっている(最近導入された)。
まとめとして同じ黄金時代編をアニメ化したTV版の剣風伝奇とこの劇場版三部作を比較すると、

剣風伝奇
・劇場版よりはカットは少ない。とはいえこっちも結構カットはある。
・手描きだが絵は古い。
・ガッツの声が合ってないと思う。ただ石田ジュドーと玄田アドンは絶品。
・平沢進を起用した音楽のセンスが微妙。

劇場版
・TV版よりカットが多い。ただTV版に無かった部分も結構ある。
・TV版は蝕の終わりの方が描かれてないが、こっちはそれ以後も少し描いている。
・エログロはTV版よりずっと上。
・3DCG。ただし後になるにつれてクオリティは上がる。
・ガッツとキャスカの声はこっちの方がいいかも?ただグリフィスが櫻井孝宏はダメ。小山アドンは全然ダメ。

まず最初の目玉のガッツとキャスカのセックスシーンだが、なんか音楽が合ってないw
ちゃんと描いてはいるが、グリフィスとシャルロットに比べると若干端折り気味なのはなぜなのか…。

TVでカットされたグリフィスの拷問官はバッチリ。これが無いとグリフィスの受けた苦痛の印象が変わる。
ワイアルドはTV版と同様にカット。せっかく劇場版なんだから出せばよかったのに。ゲームでは出ていて声は千葉繁さんらしいがイメージ通りw
逆にTV版に無い髑髏の騎士の登場シーンは沢山あるけど。

捧げる前のグリフィスの苦悩や心情はTV版より詳しく描いているが、捧げずにキャスカと結ばれた将来の妄想をやってほしかった。TV版はあのシーンが凄く印象に残ってるんだよな。

蝕の映像は流石にTV版に勝る。TV版も頑張っているんだけど。
ゴッドハンドのスランがTV版が田中敦子で今回は沢城みゆきとか、いかにもって感じ。
ガッツが腕を切断する所はTV版もちゃんと描いていたが、こっちはさらにリアルでグロい。さすがR15。
そしてTV版は蝕の終わりの方が描かれず打ち切りみたいに終わったが、こっちは最後に髑髏の騎士がガッツとキャスカを連れ去り、キャスカが精神崩壊する様までを描いている。

最後…「This is only the beginning」って出るけど、むしろこの作品はここで終わったと思う…。

地味!P.A.WORKSでこけたアニメはみんな地味!

キャラデザは岸田メル、監督は後の凪あすの人、主人公の声は早見沙織、EDは伊藤真澄、制作はP.A.WORKSと万全の布陣のセカイ系な陰陽師ものなのだが…世間的にはコケたと見做されているようだ。

原作がカドカワ銀のさじシリーズという女の子向けレーベルなせいか、作りが少女漫画っぽい。
主人公の泉水子は三つ編み眼鏡で、アニメでよくあるアンダーリムではないので一層メガネ感がある。
泉水子は2話までうじうじしてるが3話から変わってきて、全体を通して泉水子の成長物語になっている。深行との恋愛関係があまり進まず終わるのが痛い。OPでキスしてるが本編にそんなシーンはなく、詐欺OPになっている。

とにかく地味でそれが欠点になっているが、ただ心理描写は繊細で話の筋はしっかりしている。地味だけど。
作者は宗田真響と高柳一条による学園内の虚々実々の謀略戦を描いたつもりのようだが、それがどうも面白くない。10話で姫神が世界遺産の意味の種明かしとセカイ系&ループものみたいなことを言うのだが、セリフで済ますのではしらけてしまう。

悪くないし嫌いじゃないんだけど、とにかく地味なんだよね。最初から最後まで淡々としすぎている。
どうもP.A.WORKSでこけたアニメは「地味」が共通するように見える。ブラック社長の好みなんだろうか。
結局一番面白かったのは泉水子が酔っぱらう所だった。あと北条氏照の八王子城の戦いを題材にしているのはマニアックすぎるw
馬を薬殺する話があるが、後にPAがウマ娘を作ると思うと感慨深い。

結論。うる星やつら2ビューティフル・ドリーマーは偉大

2期。
最後まで見た感想は「リトバスはうる星やつら2ビューティフル・ドリーマーを3クールに引き延ばしただけ」だった。同じだーまえのAngel Beats!を3クールにしてループと野球要素を足してトンネル崩落事故をバス事故にしただけとも言える。

2期はまず1期でやらなかった来ヶ谷メインの話から入る。そして1期のお花畑な青春万歳!友情最高!の自己啓発ストーリーを全否定する重い展開が続く。私は1期に嫌悪感を抱いていたのでこれはよかった。しかしその後が…

実はループしてましたー!の種明かし回が10話で、EDにOPを流すのはどうしてもまどかマギカを思い出してしまう(このアニメの放映は2013年)。「それでも俺は繰り返す、何度でも」や11話で「わけがわからないよ」ってセリフもあるしw原作はリトバスの方が先だけど、恭介=ほむら、理樹=まどかって感じ。

バス事故の話はグリザイアの果実にパクられたっぽいね。まぁエンジェリックハウルは実際にあった事件が元ネタだけど。
恭介が世界を創造できた理由の説明が11話のあれだけなのはどうかと…まぁだーまえだからな。

最後、理樹と鈴以外は死んで終わった方が良かったと思うんだが。それまでの話が死ぬ死ぬ詐欺に感じてしまう。あれほど理樹と鈴しか助からないって言ってたのに…それがだーまえというものなんだろうけど。

それと恋愛要素なのだが、理樹と鈴がくっつくのは1期では全く描いてなかったので唐突感があった。幼馴染勝利ルートは珍しいけど。そして最後は二人が本当に結ばれたのかはっきりしないまま、うやむやで終わるのは逃げに感じた。ま、だーまえだからね。

結論としてはこれ見るのに3クールの時間を費やすよりも、同じ内容でずっと短いうる星やつら2ビューティフル・ドリーマーを見た方がいいね。

1話で最大の問題を解決するせいで2話以降がスカスカな内容に

ハサミを使う殺人鬼の先祖を持つ主人公・灰村切(CV:花江夏樹)が、髪を切れない呪いを持つ少女・武者小路祝(CV:小岩井ことり)を守る話。
祝は女子中学生だが見た目ロリっぽいので、ロリ好きな人にはおすすめできる。主人公が髪フェチなのは俺ツイに似てる。

話は簡単に言うと主人公が男の「悪魔のリドル」。
ただデスゲーム物と違って、最終目標が無いので冗長感がある。次々に登場する刺客から祝を守って戦う、その繰り返し。最後にこの戦いに終わりは無いとウィッチに言われてしまう。話にメリハリが無いのが痛い。
切は何の鍛錬もしてないただの中学生なのに、キリンググッズを持っているだけで身体能力が上がるという設定もチープに感じる。終盤の殺し屋のエミリーとの戦いで鍛えてるかどうかの差は出るものの。

そして一番の欠点は、髪が切れずそのせいで孤独になっている祝の問題を、1話で全部解決してしまうこと。これでやることがなくなってしまう。
その後の話は間延びしてテンポが非常に悪い。大きな目標が無く、髪の女王の祝に引き寄せられたオーサー(キリンググッズ所有者)との戦いをしのいでいくだけ。8話の中嶋正義とのバトルのテンポの悪さは驚異的。てか病院坂姉妹が黙って見てるの酷過ぎw
9話でその正義があっけなくやられるが、この辺の茶番劇は酷い。演じている石田彰さんが気の毒w
これじゃまずいと思ってテコ入れしたのか、9話の終わりからは妙にエロいシーンが増えるwでもそれより前の病院坂法子のむっちりボディの方がエロく感じたが。

最後に切が覚醒してダークヒーローっぽくなって、やっと面白くなるかなと思ったところでアニメは終了。最終話のエンディングで原作のその後をダイジェストで見せてしまうのはアカンと思う。2クール目の予定が中止にでもなったんだろうかw

作画は崩れてる箇所もあるものの、髪の作画には割とこだわっている。ただ0時に祝の髪が伸びるアニメーションはコマ送りだったが、にゅるにゅる伸びて欲しかった。

声優については花江夏樹は今と声が違うなと。小岩井ことりは作品に恵まれないね。
内山夕実、長妻樹里が出ているので翌年のStudio五組のヒット作のゆゆゆのベースになったのかもしれない。

9話から怒涛の展開!しかしこの終わり方では…

3期。しかし2期とこの3期の間の原作の話はすっとばしているらしい。なので1話開始時点でカケタマを14匹捕獲したところから始まる。2期までではまだ6匹なんだが…。

今回は桂馬が一度攻略したヒロインたちを1人ずつではなく同時に攻略するのだが、今までと違い平行で複数の女に君だけが好きだとか言ってるのを見ているとかなり不快。伊藤誠なんか比じゃねーぞ。

原作既出でアニメでは初登場のヒロインについては、1話冒頭や攻略回で何度も回想シーンを見せるものの、それでもしらけてしまう。
またOVAでやっている天理については説明がないので、彼女が出てくると置いてきぼりにされる。それにしても天理は2期まで一切出てこないのに、10年間家が隣の幼馴染だったってなんという後付け設定。
さらにノーラとそのバディのリョウについては説明が一切ない。
アニメに出てきたヒロインについても、一度攻略したヒロインを再攻略するのがダルい。特に汐宮栞の小説創作話が退屈に感じた。ざーさんの演技も過剰。1期の栞の話は凄く好きだったのだが。

ただ9話から、桂馬はちひろを攻略しているつもりが逆に攻略されていて本当の恋愛をしてしまい、そこから歩美とのドロドロ三角関係になるのは良かった。ここからのビンテージとの戦いを絡めたクライマックスはかなり盛り上がる。桂馬の白々しさについてもちひろから徹底的に糾弾される。

しかし…アニメはこれで終わりだとバッドエンドにしか見えないw原作ではこの後に過去編があって最後に桂馬がちひろと結ばれるそうだが、アニメで劇場版の完結編とか出来なかったのかな。
ってか、1期を見直すとちひろって三白眼でとても美少女に見えないw2期からキャラデザ変わったけど。

あと一本岩の設定はYU-NOの影響があるような…オマージュか。

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