うざっしーのアニメ批評

ネタバレがあるので注意!ネタバレ無しの評価は名作アニメ一覧をご覧ください。

カテゴリ: アニメ批評_2011

総集編+新規。アニメ劇場版あるある

dアニメストアで視聴。

前半はモブの風音日和視点で2期までを振り返る内容。日笠陽子のこんな高い声は珍しい。
総集編ではあるのだが、日和が出てるシーンはほぼ新規。
1期部分は文化祭のライブをピックアップしたがイカロスはその後全然歌わないな。
2期部分はアストレアがウサギ小屋に居た伏線がまさか回収されるとはw

後半は日和メインの新規の話。なので前半の日和視点総集編の存在意義はなくもない。
日和が参入して他のヒロインが嫉妬する流れになってハーレム状態がますます進行している。

この話は無くても良かったんじゃないかと思うが、ただ智樹の周りの非現実が日和だけではないという伏線を示す意義はあるか。
まぁネタバレで読んだアレのことなんだろうけど。
翼が復活したニンフが活躍するのでニンフ好きはいいのかな。

男を出さなければヒットしたのでは?エロ要素については肯定派だけどこれも忌避されたのだろう

軟式テニス部員の女子中学生たちのギャグアニメ。北海道が舞台だが乳牛が出てくる程度。
テニスは…「てーきゅう」よりはちゃんとやる。と言っても前半はテキトーでてーきゅうと大差ないのだが、6話の対外練習試合からはガチな試合もやる。そうなると一人だけ真面目にやらない千歳部長がうざく感じた。でも部長がド下手なのは9話の展開の伏線だったりするが。
終盤では主人公の明日菜が自信を失ってスランプに陥るというスポ根あるあるな展開になる。記憶喪失になるのはねーよと思うが、過去話は百合風味のガチガチなスポ根展開で綺麗に締まった。最初から終盤のような話をやっていればヒットしたと思うんだが…。

なお顧問が男性教師でモテまくって、さらに主人公に惚れる男子キャラまで出てくるので、百合を期待すると残念に感じる回もある。キタエリの片思いキャラ見るのはこれで何度目だろう…。
作者によると最初は男ばかりの漫画にする予定だったそうで、恋愛要素が残ってしまったのだろか。

あとエロ要素がかなり多い。ヒットしなかった最大の理由はこれなんだろう。個人的にはアリなんだが。
パンモロしまくりで、JCなのにやたら発育が良い。キャラデザがTo LOVEるの人なので推して知るべしである。ただそのおかげか作画は最後まで安定している。パンツの上にアンダースコートをはく作画が良かった。11話の水着回も作画はしっかりしている。
ってかアンダースコートは下着じゃないってネタ、「上野さんは不器用」よりこっちが先なんだね。
変態の明日菜がエロ妄想するネタも結構笑えた。

パロディネタもたまにあるが…見た目が似てる来栖で綾波ネタをやるなよw千歳でもエヴァネタやってるし…。
シャークトルネードをネタにしているアニメは初めて見たwベルセルクの蝕のパロはわかりにくいwダチョウ倶楽部のどうぞどうぞパロはアニメで初めて見たw

声優については沢城みゆきは男の演技が相変らず全く出来てない。あとなにげにスフィア声優が全員出てるんだね。
音楽についてはEDの伊藤かな恵の歌がとても良かった。豊崎愛生やnano.RIPEっぽい歌い方だがそれよりも好み。

なおまどかマギカアンソロ3巻にこれの原作者のまどかキャラがソフテニをする話が載っていたが、そっちはあまり面白くなかった。

小阪ちひろの話以外はいまいち

2期。
久々に見たからエルシィが消防車好きという設定忘れてたw

結論から言うとちひろの話以外は面白くなかった。1期はそれぞれのヒロインに魅力があったのだが、今回は春日楠と二人目の悪魔のハクアの話はハズレ。春日楠はあずまんが大王の榊さんと同じにしか見えなかった。
学校でだけエリートだったハクアには、京大を出たものの漫画家として成功するまで時間がかかった作者の苦悩が込められているのかな。

それらとは違い小阪ちひろは他のヒロインとは別格扱いで、いつもと違った展開で良かった。原作では最終的に桂馬と結ばれるそうだが、作者は主人公がモブと結ばれたら面白いんじゃないかと思ってそうしたのかな。

最後の長瀬純の話ではギャルゲーしか興味がなかった桂馬がプロレスの面白さを認めたりと、わずかな変化が見えたのは成長ということなんだろうか。

最終話で一部でネタにされていた杉本四葉(CV:丹下桜)をやっと拝めたが、これはギャルゲーはキャラデザだけで判断してはいけないということが言いたかったのかな。Key作品擁護?タイトルは「One Leaf」だけど。
桂馬がゲーム会社に何も要望を出さずに終わったのは綺麗な終わり方だと思う。最終EDが1期OPなのも良い。
なお音楽についてはEDが映像含めて1期より大幅に劣化したのが残念。落した子が歌うのが良かったのになんで今回は適当なEDにしたんだろう。

パロネタはまいっちんぐマチ子先生は笑った。最後のガンダムパロもちょっと面白かったけど。下野さんがアムロとシャアのモノマネがあまりうまくないのがむしろ笑えた。

企業と野球部のマネージャーは立場が全然違うだろ…顧客だのマーケティングだのイノベーションだの、何もかもが稚拙なこじつけで虚ろに響く

マネージャーのJKのゴミカス女が経営ノウハウ本に啓発されて野球部にイノベーションを起こす…としている話。俺の目にはこの女は何もしてないように見えるが(自分でそう認めるシーンもあるが、周りがこのゴミカス女を持ち上げてしまう…)。有能な二階がマネージャーになってからはこの女はさらに不要の存在になる。二階がキャプテンになり9話のこのゴミカス女の暴言を諫めた所からも、このゴミカス女の不要さがわかる。
ゴミカス女以外の登場人物を意図的に消極的な性格ばかりにして、ゴミカス女が活躍するきっかけを作るという実にしょうもない展開になっている。
そしてこのゴミカス女は「客観的判断が出来るから」とかいう意味不明な理由でレギュラーの決定権を任され、6話では入部希望者の面接官までして採用の判断までやってしまう。「八月のシンデレラナイン」でキャプテンの翼がレギュラーを決めたのをおかしいと思ったが、この作品の異常さはその比ではない。
そしてこのゴミカス女を独裁者として祭り上げた弊害が、9話のこの女の暴言でチームの雰囲気をどん底に突き落としたことで明白になる。

ネタにしているドラッカーの「マネジメント」については、経営本を非営利の高校野球のマネージメントに無理矢理こじつけているせいで、しっかりコミニュケーションしましょうとか人の気持ちを汲み取ろうとか個々人が目標を持てとかリーダーには真摯さが必要とか、精神論的なレベルの低い話になっている。経営と高校運動部の共通項がそれしかないからだ。
だいたい作中で言ってる「野球部員=顧客」が意味不明なんだよね。本来は部員は組織のスタッフで、顧客はスタンドの観客やTV視聴者だろう。非営利の学生野球でなく興行であるプロ野球の話にすべきだった。

そもそもドラッカー自体そんなにいいものなのかという疑問を感じる。マネジメントが言ってることって「相手を知り己を知れ」「過程より結果」だから結局は孫子と同じじゃないかと。後者は「兵は拙速を聞くも、未だ巧久しきを睹ざるなり」が該当するし。
あとノーバントノーボール作戦については、ノーバントはいいのだが(最近の研究では打率2割なら送りバントはしない方が良いとしている)ノーボールはないわ。あと犠打を否定する割に盗塁はやたらするが、現代では送りバント同様盗塁もハイリスクローリターンなので無益という結論が出ているのだが。

原作者のインタビューを読んだことがあるが、作者は別にドラッカーを広めたかったわけではなくこういうネタが売れると思ったから書いたと言っていたくらいなので、この程度の薄っぺらい駄作になるのも当然である。

ともかく全10話だからなんとか我慢して完走できた。このアニメの唯一の長所は全10話で苦痛が短く済むことだろう。これと図書館戦争はI.Gの黒歴史だと思う。

作画についてはI.Gの割には悪い。八月のシンデレラナインよりはいいけどwただ県予選の試合が始まってからは若干作画に力が入って野球アニメらしくなる。クソ原作でも手を抜けなかったのは一流制作会社I.Gの悲しい性だろう。ゴミカス女も試合ではさすがに脇役になってようやく見られようになる。

声優は、学者肌の理論家で消極的な性格の監督はツダケンの声が合っていた。最近ツダケンは合ってないキャラに起用されることが多く感じる。

水島努が総監督になったせいか1期よりつまらなくなった。原作のネタ切れのせいもあるのだろうが

2期。
水島努が総監督になって、1期と違って絵コンテや演出を一切担当してない。たぶん名前を貸してるだけなんだろう。

この作品は脇役のキャラクターをワンパターンに記号化しすぎていて、個々の意外な側面を全く描こうとしないので飽きてしまう(例えば早苗に意外な一面があるかと思ったらいつも通りの変態でした、そういうのばっかり)。
それでも1期は新しいキャラが次々と出てきたのでボロが出なかったが、2期は新キャラが居ないので急激にマンネリ化した。
元々、脇役たちに魅力があるわけでもなく、渚のメイン回が無かったのは失敗キャラだったのがミエミエである。使えないキャラなら思い切ってイカ娘との関係をガラっと変えてしまえばいいのに。

話も全く面白く無くて、英会話回は本当に幼稚だったし、終盤はネタが尽きてきたのか三バカの発明品に頼りすぎでくだらなかった。
そもそも原作は子供向け漫画なんだと言われればそれまでだけど。セリフの無いミニイカ娘回は本当に完全に幼児向けだったが、本編がつまらないので癒しアニメとして良かったくらい。

最も不快だったのは栄子で、2期になってその口だけキャラがより不快に感じるようになった。イカ娘に対して偉そうにしているのは千鶴の力頼みなので見苦しい(「待ってろ今姉貴呼んでくるから」という情けないセリフもある)。記憶喪失イカちゃんが栄子をお姉ちゃんと呼んだ時に何かいい感じだったので、姉妹百合みたいな関係の方が良かったと思う。

最終話の栄子とイカ娘がケンカするギスギス展開も不快でしかなかった。イカちゃんの方が幼く見えるから栄子の方が大人気なく見えるんだよね(大人じゃないけど)。
タコ娘の使い方も1期に劣る。1期は触手が使えなくなったイカ娘の苦悩を唯一理解できる存在としてのタコ娘の存在意義があったが、栄子を諭すのはタコ娘である必然性が無い。早苗辺りが重要な役割を果たした方が良かったと思うんだが、そうするとキャラ崩壊になってしまう。こういったキャラ性格縛りがこの作品の限界だと思う。

良かったのはメガドラネタくらい。ゴールデンアックス、ボナンザブラザーズとマニアックな所を突いてきた。
あと気になった点は、9話で栄子が泣いていたことから、相沢三姉弟の両親は亡くなってるんだろうな。原作最終巻でも一切触れられてなかったけど。

ただキャラデザ・作画は相変らず良い。アホガールと同じ人だったんだね。作画の良さだけが取柄のアニメに感じた。
七夕回で短冊に「イカ娘3期!!スタッフ一同」と書いてあったけど、だめだったね。

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